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本当にやりたいことは「違和感」の中にある|やりたいことがわからない人の見つけ方

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2026.10.11

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はじめに

「本当にやりたいことを見つけたい」

そう思って、興味のある仕事を調べたり、自己分析をしたり、適職診断を受けたりしたことはありませんか。

私自身、長い間「やりたいことがわからない」と悩んできたので、その気持ちはよくわかります。

自分に向いている仕事は何だろう。

もっと夢中になれるものがあるのではないか。

自分にはまだ知らない「天職」があるのではないか。

そんなことを考えながら、答えを探し続けていました。

でも、なかなか見つかりませんでした。

今振り返ってみると、私はずっと「やりたいこと」ばかりを探していたのだと思います。

「何をしたいのか」

「何が好きなのか」

「どんな仕事なら楽しいのか」

もちろん、こうした問いも大切です。

ただ、本当にやりたいことの見つけ方を考えるうえで、もう一つ見落としてはいけないものがあります。

それが、

「なぜか嫌だ」
「なんとなくモヤモヤする」
「このままでいいのかな」

という、自分の中に生まれる「違和感」です。

実は、本当にやりたいことは「好き」の中だけにあるとは限りません。

むしろ、普段感じている小さな違和感の中に、自分が本当に大切にしたいものが隠れていることがあります。

今回は、「やりたいこと」ではなく「違和感」から自分の本音を探してみたいと思います。

なぜ「やりたいこと」を考えても答えが出ないのか

「本当にやりたいことは何ですか?」

そう聞かれて、すぐに答えられる人はそれほど多くないと思います。

私自身もそうでした。

なぜなら、「やりたいこと」という問いは、思っている以上に難しいからです。

たとえば、

「どんな仕事がしたい?」

と聞かれると、

マーケティング

人事

コンサルタント

エンジニア

起業

といった「職業」や「仕事内容」を考えてしまいます。

でも、それが自分に合っているのかは、実際にやってみなければわかりません。

さらに、

「好きなことを仕事にしよう」

と言われても、

「そもそも、そこまで好きなことがない」

という人もいるでしょう。

その結果、

「自分にはやりたいことがない」

と思ってしまう。

でも、本当にそうでしょうか。

私は、「やりたいことがない」のではなく、

自分が何を求めているのかを、まだ言葉にできていないだけ

という人も多いのではないかと思っています。

そんなときに役立つのが「違和感」です。

「違和感」は、自分の価値観が満たされていないサイン

たとえば、こんな経験はないでしょうか。

会社の会議で、

「去年と同じやり方でいいから」

と言われて、なぜかモヤモヤする。

同僚は何とも思っていないのに、自分だけが引っかかる。

この違和感をもう少し掘り下げてみると、

「もっと新しいことに挑戦したい」

「自分なりに工夫したい」

という思いが隠れているかもしれません。

つまり、自分にとって「挑戦」や「創造」が大切なのかもしれない。

あるいは、

仕事で成果を出しているのに、なぜか満たされない。

給与も悪くない。

人間関係にも大きな問題はない。

それなのに、

「この仕事をずっと続けるのかな」

と思う。

その違和感を掘り下げると、

「誰かの役に立っている実感がほしい」

「もっと人と直接関わりたい」

「自分だからこそできる仕事がしたい」

という思いが出てくることがあります。

つまり、

違和感とは、「今の自分」と「本当はこうありたい自分」の間に生まれるズレ

なのです。

私自身も「違和感」を無視していた

私自身、公務員として働きながら、長い間「やりたいことがわからない」と悩んでいました。

仕事が嫌いだったわけではありません。

生活も安定していました。

周囲から見れば、大きな問題はなかったと思います。

それでも、心の中にはずっと、

「このままでいいのかな」

という感覚がありました。

当時の私は、その違和感を消そうとしていました。

資格を取れば変わるかもしれない。

転職すれば見つかるかもしれない。

もっと自分に向いている仕事があるかもしれない。

そんなふうに、「違う何か」を探していたのです。

でも、本当に必要だったのは、違和感を消すことではありませんでした。

「なぜ、自分は違和感を覚えているのだろう」

と考えることでした。

振り返っていくと、私にとって大切だったのは、単に「安定した仕事をすること」だけではありませんでした。

新しいことを知ること。

自分自身が成長すること。

そして、自分が持っている知識や経験によって、誰かの役に立つこと。

そうしたものが、自分にとって大切だったのです。

このことに気づいてから、「どんな職業が向いているか」ではなく、

「自分が大切にしたいものを満たすために、何をするのか」

という考え方ができるようになりました。

違和感から「本当にやりたいこと」を見つける3つのステップ

では、普段感じている違和感から、本当にやりたいことをどのように見つければいいのでしょうか。

私は、次の3つのステップで考えることをおすすめしています。

STEP1 最近感じた「小さな違和感」を書き出す

まずは、ここ1週間ほどを振り返ってみてください。

大きな不満でなくても構いません。

「ちょっと嫌だった」

「なぜか引っかかった」

「モヤッとした」

そんな場面を書き出します。

たとえば、

・毎日同じ仕事を繰り返すことに退屈した
・上司から細かく指示されることが嫌だった
・成果を出しても誰の役に立ったのかわからなかった
・会社の評価基準に納得できなかった
・仕事の話をしている友人が楽しそうで羨ましかった
・子どもと過ごす時間が取れないことが嫌だった

などです。

ここで大切なのは、

「こんなことで不満を感じる自分はわがままだ」

と判断しないことです。

違和感に、良い・悪いはありません。

まずは自分の中で起きていることを、そのまま拾ってみてください。

STEP2 「なぜ嫌だったのか」を3回掘り下げる

次に、その違和感に対して、

「なぜ?」

を繰り返します。

たとえば、

「上司から細かく指示されるのが嫌だった」

とします。

なぜ嫌だった?

→自分で考えて仕事をしたいから。

なぜ自分で考えたい?

→自分なりに工夫することが楽しいから。

なぜ工夫することが大切?

→自分で考えたものが形になると充実感を覚えるから。

ここまで掘り下げると、

「上司が嫌い」

という話ではなくなります。

その人にとって、

「自分で考える」「工夫する」「自分で決める」

ことが重要なのだと見えてきます。

つまり、「自律性」や「創造性」が、その人にとって大切な価値観なのかもしれません。

違和感だけを見ていると「嫌なこと」で終わります。

でも、その理由を掘り下げると、

「本当はどうしたいのか」

が見えてきます。

STEP3 違和感を「理想」に反転させる

最後に、違和感を反対側から見てみます。

たとえば、

「毎日同じことの繰り返しが嫌」

なら、

「変化のある環境で、新しいことに挑戦したい」

かもしれません。

「誰の役に立っているかわからない」

なら、

「相手の反応が見える仕事がしたい」

かもしれません。

「会社のルールに縛られるのが苦しい」

なら、

「自分で意思決定できる範囲を広げたい」

かもしれません。

「家族との時間が取れない」

なら、

「仕事だけでなく、家族との時間も大切にしたい」

かもしれません。

このように考えると、

違和感は単なる不満ではありません。

自分が望んでいる人生を、反対側から教えてくれているもの

と捉えることができます。

「違和感=今すぐ辞めるべき」ではない

ここで、一つ注意してほしいことがあります。

違和感があるからといって、

「今の会社は自分に合っていない」

「すぐ転職した方がいい」

と考える必要はありません。

違和感は「答え」ではなく、あくまで「ヒント」です。

たとえば、

「もっと人の役に立っている実感がほしい」

と気づいたとしても、それを実現する方法は転職だけではありません。

今の会社で顧客と関わる部署へ異動する

社内で後輩育成に関わる

副業を始める

ボランティア活動をする

小さな発信を始める

いろいろな方法があります。

大切なのは、

違和感 → 本音 → 価値観 → 行動

という順番で考えることです。

いきなり「転職する・しない」を決めようとすると、また正解探しになってしまいます。

違和感の中には「やりたいことの種」がある

「本当にやりたいことの見つけ方」と検索すると、

好きなことを書き出す

得意なことを探す

適職診断を受ける

興味のある仕事を調べる

いろいろな方法が出てきます。

もちろん、それらも自己理解を深めるうえで役立ちます。

でも、もし何をやっても答えが見つからないのであれば、一度「好きなもの探し」をやめてみてもいいかもしれません。

そして、

最近、何にモヤモヤしただろう。

なぜ、あの言葉が引っかかったのだろう

なぜ、あの人を羨ましいと思ったのだろう

なぜ、「このままでいいのかな」と感じるのだろう

そんな問いを、自分に投げかけてみてください。

あなたが何度も感じている違和感には、共通点があるかもしれません。

その共通点をたどっていくと、

「もっと成長したい」

「誰かの役に立ちたい」

「自由に働きたい」

「自分のアイデアを形にしたい」

「大切な人との時間を守りたい」

といった、自分が本当に大切にしたいものが見えてきます。

そして、その価値観と自分の興味関心が重なった先に、

「これをやってみたい」

と思えるものが少しずつ見えてくるのだと思います。

まとめ|「このままでいいのかな」は、自分からのメッセージ

「本当にやりたいことがわからない」

そんなとき、無理に「やりたいこと」を探す必要はありません。

むしろ、

「何に違和感を覚えているのか」

を考えてみてください。

違和感は、

「これは嫌だ」

というだけの感情ではありません。

その裏側には、

「本当はこうしたい」

という自分の願いが隠れています。

私自身も、長い間「このままでいいのかな」という感覚を抱えながら、その答えを外に探し続けていました。

でも、本当に必要だったのは、新しい職業を探すことではありませんでした。

自分がなぜモヤモヤしているのか

何が満たされていないのか

そして、自分はどんな人生を送りたいのか

それを一つずつ言葉にしていくことでした。

だから、もしあなたが今、

「このままでいいのかな」

と感じているのであれば、その感覚をすぐに消そうとしなくても大丈夫です。

一度、立ち止まってみてください。

その違和感は、

これまでの生き方と、これから本当に生きたい人生との間に生まれた、

小さなズレなのかもしれません。

そして、そのズレの先に、

あなたの「本当にやりたいこと」が隠れているかもしれません。

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