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やりたいことはどうやって見つかる?30代からの現実的な探し方

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2026.08.30

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はじめに

「本当にやりたいことを見つけたい」

そう思っているのに、いくら考えても答えが出ない。

転職サイトを見てもピンとこない。

自己分析をしても、「結局、自分は何がしたいんだろう」と元の場所に戻ってしまう。

30代になってから、そんな悩みを抱えている人は少なくありません。

私自身も、社会人になってから約10年間、「自分は本当は何がしたいのか」がわからず悩み続けていました。

当時の私は、社会人としていろいろな経験を積んでいれば、そのうち「これだ」と思えるものに出会えると思っていました。

だから資格の勉強もしました。

興味を持ったことにも挑戦しました。

177万円と1,660時間を費やし、10個以上の資格も取得しました。

それでも、「これが自分の人生で本当にやりたいことだ」という答えにはたどり着けませんでした。

今振り返ると、理由はシンプルです。

やりたいことを「見つけよう」としていたからです。

本当にやりたいことは、どこかに完成された答えとして存在していて、それを探し当てるものではありません。

自己理解を深め、自分なりの仮説を立て、実際に試しながら、

「自分は、こっちの方向に進みたい」

という感覚を少しずつ確かなものにしていく。

これが、30代からの現実的な「本当にやりたいことの見つけ方」だと私は考えています。

この記事では、その具体的な方法をお伝えします。

30代で「本当にやりたいこと」が見つからないのはなぜ?

30代になると、

「もうそろそろ自分のやりたいことを決めなければ」

と焦る人が増えてきます。

20代なら「まだ若いから」で済ませられたことも、30代になるとそうはいかないように感じます。

周囲では昇進する人が出てくる。

転職して新しいキャリアを築く人もいる。

結婚したり、子どもが生まれたり、家を買ったりする人もいる。

そんな周囲を見ながら、

「自分はこのままでいいのだろうか」

と考え始める。

しかし、ここで焦って「やりたい仕事」を決めようとすると、かえって迷いやすくなります。

なぜなら、

「やりたいこと=職業」

と考えてしまうからです。

例えば、

「マーケティングがしたい」

「人事の仕事がしたい」

「起業したい」

というのは、やりたいことそのものというより、現時点で考えられる「手段」の一つです。

大切なのは、その奥にある、

「なぜ、それをやりたいのか」

です。

マーケティングを通して、自分のアイデアを形にしたいのかもしれない。

人事を通して、人の成長に関わりたいのかもしれない。

起業することで、自分で人生を選択できる自由がほしいのかもしれない。

同じ仕事でも、それをやりたい理由は人によって違います。

だからこそ、職業名を探す前に、自分自身を理解する必要があります。

「30代でこのままでいいのか」という悩みそのものを整理したい方は、
以下の関連記事もご覧ください。

▶関連記事:【完全版】30代で「このままでいいのか」と悩む人へ|本当にやりたいことを見つけて、自分軸で後悔しない転職をする方法

本当にやりたいことは「考え続ければ見つかる」わけではない

では、自分について深く考え続ければ、ある日突然答えが出るのでしょうか。

私は、これも違うと思っています。

自己理解は非常に重要です。

ただし、自己理解だけですべてを決めようとすると、別の問題が起こります。

経験していないことは、頭の中だけでは正確に判断できないからです。

例えば、

「人に教える仕事が向いているかもしれない」

と思ったとします。

でも実際にやってみなければ、

人前で話すことが好きなのか。

一対一で教える方が好きなのか。

知識を伝えることが好きなのか。

相手が変化していくことに喜びを感じるのか。

まではわかりません。

つまり、

自己理解でわかるのは「進む方向」であって、最終的な目的地まで一気にわかるわけではない

ということです。

ここを理解すると、「完璧な答えが出るまで動けない」という状態から抜け出しやすくなります。

30代からの「本当にやりたいことの見つけ方」は4段階で考える

私がおすすめしているのは、

自己理解 → 仮説 → 実験 → 振り返り

という流れです。

①自己理解|「何をするか」より「何を満たしたいか」を知る

最初に考えてほしいのは、

「何の仕事がしたいか」

ではありません。

「自分は、どんな状態であれば人生に充実感を感じるのか」

です。

例えば、

新しいことを学んでいると充実する
誰かの役に立てるとうれしい
自分のアイデアを形にしたい
自分で物事を決めたい
人と深く関わりたい
安心できる人間関係を大切にしたい

こうしたものが、自分の価値観を知るヒントになります。

ポイントは「世間的に大切なもの」を選ばないことです。

「成長した方がよさそう」

「社会貢献は大切だ」

ではなく、

自分が実際に充実感を覚えた経験から考えること。

ここが重要です。

自己理解についてさらに詳しく知りたい方は、
以下の関連記事も併せて読んでみてください。

②仮説|いきなり「答え」を決めない

自己理解をしたら、次は答えを出すのではなく、

「もしかすると自分は○○に充実感を感じるのではないか」

という仮説を作ります。

例えば、

「人の成長に関わっているときに充実感を感じる」

という傾向が見えてきたとします。

ここで、

「じゃあ人事に転職しよう」

と結論を急ぐ必要はありません。

人の成長に関われる方法は、

人事、教育、研修、マネジメント、コーチング、採用、後輩指導など、いくらでもあります。

そこで、

「後輩の相談に乗る時間を増やしたらどう感じるだろう」

「社内研修に関わったらどうだろう」

「休日に人へ教える活動をしたらどうだろう」

と考える。

これが仮説です。

やりたいことが見つからない人ほど、最初から100点の答えを出そうとします。

でも必要なのは、

100点の答えではなく、60点の仮説です。

③実験|会社を辞めずに「小さく試す」

ここが、今回一番伝えたいことです。

30代になると、20代の頃のように、

「とりあえず会社を辞めて挑戦してみる」

とは簡単にいかない人も多いでしょう。

収入があります。

家族がいるかもしれません。

住宅ローンを抱えているかもしれません。

だから私は、

人生を大きく変える前に、小さく試す

ことをおすすめしています。

例えば、

人に教えることが気になるなら、社内で後輩指導をしてみる。

文章を書くことが気になるなら、ブログやnoteを書いてみる。

キャリア支援が気になるなら、まず関連するイベントに参加してみる。

副業に興味があるなら、休日に小さく始めてみる。

転職したい業界があるなら、いきなり応募する前に、その業界で働く人から話を聞いてみる。

これなら、今の生活を大きく壊さずに試せます。

30代に必要なのは、大きな賭けではありません。

小さな実験を繰り返して、自分についての情報を増やすことです。

④振り返り|「楽しかったか」だけで判断しない

実験した後には、必ず振り返ります。

ここで、

「楽しかったから向いている」

だけで終わらせないでください。

確認してほしいのは、

「何がよかったのか」

です。

例えば、セミナー講師をやって楽しかったとしても、

人前で話すことが楽しかったのか。

自分の知識が役立ったことがうれしかったのか。

参加者が変化することに喜びを感じたのか。

資料を作る過程がおもしろかったのか。

理由によって、次に進む方向は変わります。

反対に、やってみて違ったとしても失敗ではありません。

「これは自分が求めているものではない」

とわかったこと自体が、大きな自己理解だからです。

この

仮説→実験→振り返り

を繰り返すほど、自分が本当に求めている方向の解像度は高くなっていきます。

「好きなこと」を探し続けても、やりたいことが見つからない理由

ここで注意してほしいことがあります。

それは、

「好きなこと=本当にやりたいこと」とは限らない

ということです。

映画が好きだから映画業界。

旅行が好きだから旅行会社。

料理が好きだから飲食店。

このように考えると、やりたいこと探しは簡単に見えます。

でも、

「消費者として好き」

なのと、

「仕事として関わりたい」

のは別の話です。

だから「好きなものは何だろう」と探し続けるより、

「どんなときに自分は充実感を覚えるのか」

を掘り下げた方が、自分の進みたい方向は見えやすくなります。

私自身も「最初からコーチングがやりたかった」わけではない

私自身、社会人になった当初から、

「キャリアコーチングをやろう」

と思っていたわけではありません。

むしろ長い間、自分のやりたいことがわかりませんでした。

ただ、自分の過去を振り返っていくと、

「知識を得ること」

「成長すること」

「人の役に立つこと」

に強く充実感を感じることが見えてきました。

さらに、子どもの頃から人に何かを教えたり、相談に乗ったりすることが好きだったことにも気づきました。

そこから実際に人のキャリア相談に関わったり、セミナーをしたり、コーチングをしたりする。

そうやって行動してみた結果、

「自分は、人の可能性が広がることに関わると充実する」

という感覚が、少しずつ確かなものになっていきました。

つまり私も、

最初に答えを見つけてから行動したわけではありません。

自己理解によって方向を見つけ、行動することで、その方向が自分に合っているかを確かめていきました。

30代でやってはいけないのは「答えが出るまで人生を止めること」

30代になると、失敗したくない気持ちは強くなります。

「転職して後悔したらどうしよう」

「今の安定を手放していいのだろうか」

「もっと自分に合う仕事があるのではないか」

そう考える気持ちはよくわかります。

ただ、考えるだけで5年経てば、35歳は40歳になります。

40歳になったとき、同じ場所で、

「本当は何がしたいんだろう」

と考えている可能性もあります。

だからといって、今すぐ会社を辞める必要はありません。

必要なのは、

今日できる小さな実験を始めることです。

転職を考えている人は、いきなり求人を探す前に
「30代で転職したいと思ったとき、最初に考えるべきこと」
を読んでみてください。

また、「そもそも今の会社を辞めるべきなのかわからない」という人は、
「30代で今の会社を辞めるべきか迷ったときの判断基準|後悔しないために確認したい7つのポイント」
も参考になると思います。

▶関連記事①:30代で転職したいと思ったとき、最初に考えるべきこと

▶関連記事②:30代で今の会社を辞めるべきか迷ったときの判断基準|後悔しないために確認したい7つのポイント

まとめ|やりたいことは「見つける」より「確かめていく」

本当にやりたいことの見つけ方について、最後にもう一度整理します。

大切なのは、

自己理解 → 仮説 → 実験 → 振り返り

です。

まず、自分が人生で何を大切にしたいのかを知る。

そこから「自分はこういうことに充実感を感じるのではないか」という仮説を作る。

そして、今の生活を壊さない範囲で小さく試す。

最後に、自分がどう感じたのかを振り返る。

このサイクルを繰り返していく。

そうすると、

「これが絶対に正解だ」

という答えではなくても、

「少なくとも、自分はこっちに進みたい」

という感覚が生まれてきます。

私は、それで十分だと思っています。

人生は、最初に正解を当ててから進むものではありません。

自分について理解し、選び、行動し、その結果を見ながら軌道修正していく。

その積み重ねによって、結果的に「これが自分のやりたかったことだった」と言えるものが形になっていくのだと思います。

「このままでいいのか」と悩み続ける毎日を終わらせませんか?

セッションの様子


もし今、

「本当にやりたいことがわからない」

「一人で考えていると、いつも同じところで止まってしまう」

「転職する前に、自分が大切にしたいことを整理したい」

と感じているのであれば、一度、自分自身についてじっくり整理する時間を取ってみてください。

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