やりたいことがわからない人ほど「好きなこと探し」をやめた方がいい理由|本当にやりたいことの見つけ方は「好き」の外にある
「好きなことが見つからない…」と悩んでいませんか?
「本当にやりたいことを見つけるには、好きなことを仕事にすればいい。」
そんな言葉を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
実際に、
好きなことを100個書き出してみる
趣味を増やしてみる
SNSで「好きなことで生きる」に関する投稿を探す
このような行動をしている人も少なくありません。
しかし、私のもとへ相談に来られる方の多くは、こう話します。
「好きなことを探しているのに、何も見つからないんです。」
実は、ここに大きな落とし穴があります。
もし今、あなたが「本当にやりたいことがわからない」と悩んでいるなら、最初にやるべきことは好きなこと探しではありません。
この記事では、なぜ好きなこと探しでは答えが見つからないのか、そして本当にやりたいことを見つけるために何をすればいいのかを解説します。
結論|本当にやりたいことは「好き」ではなく「価値観」から見つかる
結論からお伝えします。
本当にやりたいことは、「好きなこと」ではなく「価値観」を理解することで見えてきます。
もちろん、好きなことが仕事になる人もいます。
しかし、それは好きなことが先にあったからではありません。
自分がどんな人生を送りたいのか。
何を大切にしたいのか。
どんな瞬間に充実感を感じるのか。
この土台が明確だからこそ、その価値観に合う仕事や活動を「好き」と感じられるようになるのです。
反対に価値観が曖昧なまま好きなことだけを探しても、どれも決め手にならず、迷い続けてしまいます。
▶関連記事:【完全版】30代で「このままでいいのか」と悩む人へ|本当にやりたいことを見つけて、自分軸で後悔しない転職をする方法
なぜ好きなこと探しでは答えが見つからないのか
理由① 「好き」は感情なので変化する
好きという感情は、とても不安定です。
学生時代に好きだったことが、大人になると興味がなくなることは珍しくありません。
反対に、以前は興味がなかったことが仕事を通じて好きになることもあります。
つまり、「好き」は結果であって、人生の軸ではないのです。
好きだけを基準に人生を決めようとすると、
「前より好きじゃなくなった…」
というだけで、自分の選択に自信が持てなくなります。
理由② 分野は好きでも、行動内容が好きとは限らない
ゲームが好きだからゲーム会社。
映画が好きだから映画業界。
旅行が好きだから旅行会社。
このように考える人は多いですが、実際の仕事内容は想像とは大きく異なります。
好きな対象と、仕事として続けられることは別問題です。
仕事は、様々な動作が集まってできています。
つまり、「何が好きか」だけではなく、
「自分がやっていて楽しい、苦にならない行動」や
「意味を感じる行動」に多くの時間を使えるかも重要な視点です。
理由③ 好きなことは誰でも見つかるわけではない
「好きなことを仕事にしよう」
という言葉は、一部の人には当てはまります。
しかし、
「好きなことが特にない」
という人もたくさんいます。
その状態で好きなこと探しを始めると、
「自分には好きなことがない…」
「みんなは見つかっているのに自分だけ…」
と自己否定につながってしまいます。
本当にやりたいことを見つける人が最初にやっていること
では、何から始めればいいのでしょうか。
答えは自己理解です。
その中でも最も重要なのが価値観を知ることです。
価値観とは、
「人生で何を大切にしたいか」
という、自分だけの判断基準です。
例えば、
・人の役に立つこと
・挑戦すること
・自由に働くこと
・成長し続けること
同じ仕事でも、
価値観に合っている人は充実し、
価値観とズレている人は苦しくなります。
つまり、仕事そのものよりも、自分の価値観との一致が重要なのです。
好きではなく価値観から仕事を選ぶメリット
① 後悔しにくい
価値観に沿って選んだ仕事は、
多少の困難があっても納得感があります。
そのため、
「あのとき別の会社にすればよかった」
という後悔が少なくなります。
② 長く続けられる
好きという感情に比べると、
価値観は人生を通じて比較的安定しています。
だからこそ、
長期的なキャリアの軸になります。
③ やりがいが生まれやすい
仕事のやりがいは、
仕事内容ではなく、
「価値観が満たされているか」
で決まることが多くあります。
同じ営業職でも、
人を支えることが価値観の人は充実し、
競争が価値観の人は成果主義の会社で充実します。
同じ仕事でも、価値観によって充実度合いが違うのです。
「好き」があとから生まれることもある
興味深いことに、
多くの人は、
最初からその仕事が好きだったわけではありません。
価値観が満たされる経験を積み重ねるうちに、
「この仕事が好き」
と感じるようになります。
つまり、
好きはスタート地点ではなく、
ゴールに近い存在なのです。
だからこそ、
最初から好きなことを探す必要はありません。
今日からできる自己理解の3つの質問
好きなことを探す代わりに、
次の3つを考えてみてください。
① これまで最も充実していた出来事は?
仕事でも学生時代でも構いません。
「なぜ充実していたのか」
まで掘り下げてみましょう。
「別にすごいと思われるようなことじゃないし」と思う必要はありません。
自分が充実していたなと感じることを書き出してみてください。
② どんなときに怒りや違和感を覚えるか?
怒りは価値観が傷ついたサインです。
そこには、自分が本当に大切にしているものが隠れています。
③ 羨ましいと思う人はどんな人か?
肩書きではなく、
その人の考え方や生き方を書き出してみましょう。
そこにも価値観が表れます。
▶関連記事:30代でキャリア迷子になる人の共通点とは?「このままでいいのか」が消えない本当の理由
まとめ|本当にやりたいことは「好きなこと探し」の先にはない
「本当にやりたいことが見つからない。」
そう悩む人ほど、好きなこと探しに時間を使っています。
しかし、本当に重要なのは、
「何が好きか」
ではなく、
「どんな人生を送りたいか」
を知ることです。
価値観が明確になると、
選ぶ仕事も、
働き方も、
人間関係も、
驚くほど判断しやすくなります。
そして、その価値観に合った仕事を続ける中で、
結果として「この仕事が好きだ」と感じられるようになるのです。
好きなことを探し続けても答えが出なかった方は、一度立ち止まり、自分の価値観に目を向けてみてください。
それが、本当にやりたいことを見つける最短ルートになります。
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