CONTENTS コンテンツ

勉強習慣をつくるために必要なこと

スタッフブログ

2025.08.15

勉強の習慣化ができないことによる弊害と習慣化することで得られるもの

キャリアアップや資格取得のために勉強習慣をつくりたいとは思っていてもなかなか続かないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

例えば、こんなことはありませんか?
・ついついSNSを見てしまい、勉強する時間がない
・いろいろな方法を試してみたけど、続かない

このような習慣ができない状態が続くと、キャリアアップや転職がずっとできず、理想と現実の乖離からもやもやした気分が晴れません。
また、成功体験が増えないことから、自分はできるという自己効力感が持てず、自信がない状態で仕事を続けることになります。
その結果、仕事が精神的に辛くなり、1日の大半の時間が楽しいと感じなくなってしまうおそれもあります。

一方で、習慣化が身に付くと、キャリアアップや転職といった、達成したい目標を実現することができます。

実際、モチベーションを維持するために必要な情報が何なのかを整理したり、目標を達成して将来どのような生活を送りたいのかを明確化するサポートをコーチングを通して行ったことで、文系出身のクライアントが、1年間の勉強で歯学部の編入試験に合格することができました。

このように、一見すると達成が困難だと思われることでも正しいやり方で実行すれば、学歴や年齢に関係なく目標を達成できます。

勉強習慣をつくれない本当の理由

そもそも勉強習慣をつくれない根本的な原因は、時間が足りないことや意思が弱いことではなく、自分にとって必要性や重要性を認識できていないこと、つまりマインドセットの問題です。


実際に、私が習慣化のイベントを開催した際に出会った方はこんな感じでした。

・YouTubeを何となく見てしまい、数時間消費してしまっている
・YouTube等で調べていろいろな方法を試したが、習慣化できない

そこで、実現したいことがどのぐらい重要かを質問したところ、
「いつかできたらいいな」「達成できたら楽しそう」といった感じで、今後の自分にとってどのように重要なのか、明確にはイメージできていないようでした。

自分が純粋に楽しいと思えること以外、自分にとって重要な理由がわからないと続けることが難しいということは、学校での勉強をはじめ、みなさんのこれまでの経験からも実感することが多いのではないでしょうか。

勉強習慣をつくるための具体的な方法

では、どのように重要かどうかを見極めるのか。
ここから、その方法をご紹介します。

まずは、習慣化を実現して変わることによるメリット・デメリットと今のままでいることのメリット・デメリットを整理してみてください。
あまり自分にとっての重要性や必要性を感じられないのであれば、そもそも本当に習慣化したいことではないのかもしれません。
その場合は目標の再設定を検討する必要がありそうです。

ここまで、勉強を習慣化するためのマインドセットについて話してきましたが、実はまだこれだけでは十分ではありません。

マインドセットが身についた後に陥ってしまう問題として、目的を達成するために必要な勉強法方法やスケジュールがわからないという勉強の進め方が不明確になっているという問題があります。

先ほどのイベントで出会った方に、「そもそも、いつまでに何をやればいいのかがわからないからやる気が出ないのではないですか?」と質問したところ、そのとおりだとおっしゃっていました。

この話を聞いた後に、
「達成したい目標を実現するために、どんな勉強をどのぐらいすればいいですか?」と質問したところ、明確な答えが返って来ませんでした。

このように、普段のコーチングセッションのようなやり取りをしていく中で、この方の本当の課題や、モチベーションが上がらず習慣化できない背景が浮彫りになりました。

この課題を解決する方法としては、目的を達成するために必要な勉強量や勉強時間をまず把握することです。

その上で、1か月、1週間、1日でどの程度の勉強をすればよいのかスケジュールを立ててください。

YouTube等では様々な情報を手に入れることができますが、〇〇の勉強法といったノウハウや、△△の覚え方といった個別具体の方法を調べると木を見て森を見ない状態になってしまいますので、まずは全体像を把握するために自分に必要な勉強時間や勉強スケジュールを把握することから始めてください。

ここまで紹介してきました、自分にとっての目標を達成することの意味と、目標を達成するための具体的な方法やスケジュールがわかれば、習慣化はとてもやりやすくなります。

勉強習慣をつくったコーチングのクライアントの例

先ほど紹介した歯学部への編入を果たしたクライアントの例ですが、はじめは、専門性をもって仕事をしたい、そのために何か資格を取得したいという考えでした。そのため、なかなか勉強のモチベーションが湧かず、いつまでに資格を取りたいといった明確な期限もありませんでした。

そこから、「資格を取ってどういう生き方をしたいのか」を探究していったところ、①裁量がある ②時間や場所に関係なく働くことができる ③経済的に安定している 仕事に就きたいといった話になりました。

そして、学生時代に経済的な理由で断念していた歯科医師になりたかったという夢の話が出てきて、その目標を実現するために大学の編入試験の勉強をすることになりました。
この勉強は、自分が本当になりたいと思う姿に直結することから、これまでの何となく勉強しようという熱量とは比較できないほどのモチベーションでした。
自分にとっての勉強することの重要性を認識できたことで、このクライアントは習慣化のためのマインドセットを持つことができたのです。

しかし、マインドセットは持てたものの、この段階では勉強のモチベーションに波がありました。
その原因を質問していくと、化学の発展的な内容がわからないこと、仕事が忙しく平日の勉強時間を確保しにくいことが影響していることがわかりました。
そこで、化学の内容を理解するために何ができそうか、平日の勉強時間を確保するためにどうすればいいかを質問したところ、クライアントから化学の基礎的な内容を勉強する時間を増やす、出勤前に職場近くのカフェで1時間勉強するといったアイデアが出てきました。
そして、他人から言われたことではなく自分で決めたことを実行した結果、勉強を続けることができ、約1年間の勉強で歯学部の編入試験に合格しました。
このように、習慣化のマインドセットを持てたことに加え、具体的な勉強法やスケジュールがわかったことで、モチベーションを維持して1年間の勉強を続けることができたのです。

体験コーチングのご紹介

そうは言っても、勉強をする必要性や重要性を認識できたとしても、自分一人でモチベーションをずっと維持することはとても難しいです。
私の知るコーチングのクライアントは、仕事によるストレスや長時間労働といった問題でモチベーションに波がありましたが、月に1度のセッションを通じて、勉強を始めた動機を再認識したり、仕事による問題をどうすれば解消、緩和できるかを考えて、勉強を続けていくことができました。

今なら、コーチングの体験セッションを行っていますので、勉強習慣をつくって、キャリアアップ等を実現したいという方は体験していただけると嬉しいです。
お申込みは、以下からお願いします。

体験コーチング申込みはこちら

この記事をシェアする